Cast

マティアス:ケヴィン・クライン

1947年ミズーリ州セントルイス出身。インディアナ大学を卒業後、ニューヨークのジュリアード学院に学ぶ。俳優のジョン・ハウスマンの下、アクティング・カンパニーに参加。舞台を中心に活動し注目を集め、78年の「特急二十世紀」と81年「ペンザンスの海賊」でトニー賞を受賞。2001年の「かもめ」ではメリル・ストリープと共演し、07年には「シラノ・ド・ベルジュラック」を演じ、アウター・クリティックス・サークル・アワードを受賞。30年にわたりパブリック・シアターで「リア王」「リチャード3世」「ヘンリー5世」など数多くのシェイクスピア作品に出演、「ハムレット」でオビー賞を受賞した。
82年『ソフィーの選択』で映画デビュー。その後も、映画と舞台の両方で活躍し88年、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』でアカデミー賞助演男優賞を受賞。その他の代表作には、チャップリンの伝記映画『チャーリー』(92)、70年代の家族の崩壊を描いたアン・リー監督作『アイス・ストーム』(97)、クリスティン・スコット・トーマス共演の家族ドラマ『海辺の家』(01)、コール・ポーターの伝記映画『五線譜のラブレター DE-LOVELY』(04)、ロバート・アルトマン監督の遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(06)、アカデミー賞男優競演の痛快なコメディ『ラストベガス』(13)などがある。
ローレンス・カスダン監督作には『再会の時』(83)をはじめ、『ジルバラード』(85)、『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(90) 、『わが街』(91) 、『フレンチ・キス』(95)、『犬と私とダンナのカンケイ』(12・未)と6本に出演している。
コミカルな役からシリアス・ドラマ、音楽映画まで幅広い才能を発揮する稀有な俳優である。

マティルド:マギー・スミス

1934年イギリス・エセックス生まれ。50年代オックスフォード・プレイハウスで舞台デビュー。舞台作品には「お気に召すまま」「ウィンザーの陽気な女房たち」「リチャード2世」などがある。63年からロイヤル・ナショナル・シアターに参加し、「オセロ」のデズデモーナ役でローレンス・オリヴィエと共演した他、「から騒ぎ」「令嬢ジュリー」「ヘッダ・ガブラー」などに出演した。1990年「レティスとラベッジ」でトニー賞主演女優賞を受賞。日本でも黒柳徹子主演で上演されている。
60年代から映画でも活躍し、1968年の『ミス・ブロディの青春』でアカデミー賞主演女優賞を、78年の『カリフォルニア・スイート』でアカデミー賞助演女優賞を受賞。『天使にラブ・ソングを…』シリーズの修道院長役や『ハリー・ポッター』シリーズのミネルバ・マクゴナガル先生役でも世界的に名前を知られている。60以上の映画、TVシリーズに出演しイギリス王室より70年に大英帝国勲章第3位を、90年には大英帝国勲章第2位を叙勲されている。ケンブリッジ大学およびセント・アンドルーズ大学の名誉文学博士であり、ジェーン・オースティン・ソサエティの後援者でもある。
その他の映画出演作には『ナイル殺人事件』(78)、『眺めのいい部屋』(86)、『ゴスフォード・パーク』(01)、『ジェイン・オースティン 秘められた恋』(07)、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(11)、『カルテット! 人生のオペラハウス』(12)などがある。
最近では20世紀初頭のイギリス貴族の館を舞台にした人気TVシリーズ「ダウントン・アビー」で先代伯爵未亡人バイオレット役を好演し注目を集めている。

クロエ:クリスティン・スコット・トーマス

1960年イギリス・コーンウォール生まれ。19才でフランスに渡り国立舞台芸術技術学院で演劇を学ぶ。86年『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』で映画デビュー。続く『ハンドフル・オブ・ダスト』(88)で評価され、イブニング・スタンダード英国映画賞の新人賞を受賞した。ヒュー・グラントが主演し世界的ヒットとなったラブ・コメディ『フォー・ウェディング』(94)で英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。アンソニー・ミンゲラ監督の代表作でアカデミー賞作品賞を含む9部門を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』(96)で、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
2003年に大英帝国勲章を、2005年にフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章している。その他の代表作に『モンタナの風に抱かれて』(98)、ケヴィン・クライン共演の『海辺の家』(01)、マギー・スミスと共演した『ゴスフォード・パーク』(01)、英国アカデミー賞、セザール賞、ゴールデン・グローブ賞などにノミネートされ、ヨーロッパ映画賞女優賞を受賞した『ずっとあなたを愛してる』(08)、タチアナ・ド・ロネによる世界的ベストセラーを映画化したヒューマン・ドラマ『サラの鍵』(10)、フランソワ・オゾン監督のスリリングなドラマ『危険なプロット』(12)などがある。
舞台では2008年、アントン・チェーホフの「かもめ」でローレンス・オリヴィエ賞を受賞した他、ハロルド・ピンターの「背信」や「昔の日々」に出演している。

ルフェーヴル(不動産屋):ドミニク・ピノン

1955年ロワール県ソミュール生まれ。81年ジャン=ジャック・ベネックス監督の『ディーバ』で長編映画デビュー。続いてベネックス作品『溝の中の月』(82)、『ベティ・ブルー』(86)に出演。91年の『デリカテッセン』で主演をつとめた他、『アメリ』や最新作の『天才スピヴェット』などジャン=ピエール・ジュネ監督の全作品に出演している。97年ハリウッドに初進出した映画『エイリアン4』では流暢な英語での演技を披露し、下半身不随の車椅子の男を好演した。フランスを代表する個性派俳優として活躍している。

フローレンス・ホロウィッツ医師:ノエミ・ルボフスキー

1964年パリ生まれの監督、脚本家、女優。1000人受験して40人しか合格できないという超エリートの映画学校、フェミスの脚本科を89年に卒業。2001年イヴァン・アタル監督の『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』で女優デビューし、セザール賞助演女優賞にノミネートされた。ジャン=ピエール・レオ、マチュー・アマルリックらが出演した『カミーユ、恋はふたたび』(12)では監督・出演をつとめセザール賞10部門にノミネートされた。

フランソワ・ロワ:ステファン・フレイス

1960年パリ生まれ。フランス国立高等演劇学校を卒業後、フランスを代表する国立劇団コメディー・フランセーズで活躍。映画デビューはエマニュエル・ベアール共演の『青い性』(83・未)。85年にはアニエス・ヴァルダ監督の『冬の旅』でサンドリーヌ・ボネールと共演。その他の出演作にフランソワ・オゾン監督の『ふたりの5つの分かれ路』(04)やクリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』(10)などがある。

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